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音楽と人

やっと音楽と人を読んできました。教えてもらってから大分日が経っちゃった。

きのこ帝国とテナーとTHE NOVEMBERSを読んできた。

自分が最近考えていたことと全部リンクしていて、それをはっきりこの3バンドが
言葉にしてくれた感じだった。すごく良かった。

きのこ帝国ってちょうど自分と同い年なんだけれど、十代の頃そう言うネガティヴなことしか
頭になくて、それがどんどん外に向かって行ける...今になったからこそ外へ向かって
開いていけるって言うの、すごく分かるなと思う。

昨日だっけか、クロノスタシスを聞いて、「あれ、なんて素直なんだろう」、
そして「彼らの楽曲の中に完全に‘あなた’ないし‘きみ’って呼べる存在が出来たんだ」って
思ったのは間違いじゃなかったかな。
心を通じていると思える相手、、だっけ、インタ内の佐藤さんのあの言葉の選び方が
すごく好きだった。

おもしろいなあ、自分みたいな変な生き方…してきて、こういう考え方の人に触れるって
なかったし、ああ、今の年齢ってそんなものなのかな。
「大事」の定義が変わってきたって言うか、誰かが大事って言うのはこういうことなんだな
ってやっと最近分かってきたって言うか。
それは…その大事なものや人を手に入れたり自分のものにすることじゃないんだよね。。。っていう。
でもだからこそ、ずっとその人の居場所が自分の中にあるんだよね。

それをきっと喪失してしまったのがバンプの「RAY」だったり藤原がずっと
歌ってきたことだと思うんだけど。。。
多分10年後くらいにはそんなに大事だったものを失くしてるのかもしれないよね。
まあロストマンくらいで藤原は何か失ったんだろう、と思うけど。
でも、それは生きてるか死んでるか、の話でもあるかもしれないし、
藤原の中では死んでしまったって言う、失っちゃったって言うことであるかもしれないし。

普遍的によい曲っていうのはまさに今回のきのこ帝国の曲たちのようなものだと思う。
ずっと残っていく、とても素直な感情。
歌い継がれるし、忘れないうた。名曲。


そしてストレイテナー。ちょうどきのこ帝国のメンバーたちの年齢、
つまりは私の年齢+10くらいのバンド。
「愛ですね」って、、ああ、やっとストレイテナーだし、彼らはほんとうの意味で
真っ直ぐになったんだなあ。
涙出そうだった。やっぱりホリエアツシすごいなあって。
昔楽曲の中で描いてた景色が今現実のものになってるって。
確かに変わってきたけど、実はずっとその「愛」みたいのは根っこにあったよねって
シンペイちゃんがそんなようなこと言ってた。
そうだね。だって「SAD AND BEAUTIFUL WORLD」だものね。
良い歳のとり方してるなあ彼ら。あんな大人になっていたいな。
続けて読んだから、人間の成長って言うか…きのこ帝国はすごく自分と重なるし、
テナー読んで、10年後は人間こんな風になってるかなあって。
テナーの進化と変化は、毎回驚いてきたけど、自然なものだった。
人としてどんどん大きな海になって行くみたいだった。
彼らに迎合って言葉は一番似合わなかったね。
すべてが必要で大事な道のりを彼らは歩んできたように感じる。
愛、だね。泣けるよ。胸が熱いね。

戦争が起きそうだって言うのが隠れたテーマになってると、、
ホリエくんは特に声を大にしてやって来てないけど、細美武士やゴッチと親交が深いし
東北に行って弾き語りしたりとかしているし、いろいろ思うところや考えるところが
あったのだろうな。アイスバケツチャレンジのときもそれを感じた。
細美氏もゴッチもホリエくんもそういった社会的な問題に対しての
アティテュードが三者三様違って、時には対立しそうなのに、意見を交わし合うって
いうのの良い例だよね。様々な意見を持った人が集まって、より良い選択をするという。
己の意見をつき通してるだけでは事態は変わらないから。
そういうのを感じる。飲んで何話してるかなんて知らないけど。
お互い音楽も刺激受けてるんだろうなあ。


そしてのべんば
小林くん、ネガティヴなものを取り敢えず何でも美しいとしてるわけじゃなくて、
自分が美しいと思ったものを美しいと思ってるだけです、って。
ほんとに彼の言葉からそれを感じてた。
それがほんとうに美しいものを美しいと思う在るべき姿だし、すべての物事に
そういう姿勢で在りたいとおもう。
カテゴライズして先入観を持って色々なことに向き合ってしまいがちだけど。
そして、のべんばの本来にたちかえったって。
確かに轟音から幕を開けて「僕らはなんだったんだろう」で終わる今回のアルバムは
THE NOBEMBERSそのものだ。美しさ、アシッドな部分、柔らかさ。
「僕らは~」と「今日も生きたね」は遺書なみたい感覚だって。すごく分かる。
あと、やっぱり他人に対してその人が最期を迎える時に、「良い人生だったな」って
思えますように、と願っていいのかなって悩んでたけど、そう思っていいんだなって思えたよ。

プラズ(PLASTIC ZOOMS)も少し載っていたから読んだけど、この2バンドが、
お互いがお互いにとって必要なんだなってのが凄く分かった。
美しいと思ったものはそのまま信じたらいいよね。
ちゃんとガチャピンニットで撮影に臨んだのはそんな意味も少しあったのかな。
お化粧とか、全然違和感感じなくなっちゃった。

でも昨日VAMPSの新しいPV見たら私は草原できちゃってさ。
wwwwwwね。
多分小林くんはhydeさんとかに美しさを感じるだろうと思うんだけど、
あのhydeさんはわたしには草原だった。
でも、一括りにヴィジュアルって言っても、わたしはhydeのやることには
美しさを感じる時があるし、好みを偉そうに語るのって、
「しゅみのはなしー」(バンプのイノセント「趣味のお話」より)だなって思ってたけど、
大事にしてよいよね。あのバンドが好き、あの芸能人が好き、あの曲が好き、
やっぱりそこからその人の人となりは、少しだけだけど、見えてくるよね。

あと、波多野さんの連載はほんとうに興味深い。ここで「波多野さんの連載の文が
難解でよく分からない」とかって言及してごちゃごちゃ考えるのも野暮なことかなって
今日のを読んで思わせられた。

なんだろうなあ、なんでかなぶんとかあまり好きになれないのかな。
彼らを支持する人たちが好きになれないからか?メンバーを見てて不快感は感じることは一切ないのに。
いや、理由は単純だ。わたしが彼らの音楽にあまり心を打たれないからなんだろうね。
嫌いじゃない、悪くない、ただ別に好きじゃないだけ。それだけ。
好きな人が悪いわけでも私が悪いわけでもない。
そこに優劣をつけると「見る目がある気がする しゅみのはなしー」になっちゃうんだよね。
まあでも同じものが好きな人と話すのは楽しいよね。

Romance、「どの夢も僕たちを まるでおもちゃのように あそぶ」
夢なんて、ロマンスなんて、かなわないよって、目をさましなよ、て歌ってるの?
うーん。よくわかんないなあ。そんなことは彼は言わなさそうだ。

読み終わってすぐ帰って、帰ってきてすぐに書いた。こねくり回さないほうが良い文が書ける気がする。
ねむい。

表紙はジャニーズさんだからこうなっちゃうのよ。

音楽と人 2014年 11月号 [雑誌]

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