青い瞳と茶色の瞳

とうとう終わってしまった
日付は9月
カレンダーをめくらなくちゃ

やっぱり、だらだら、ジワジワ、蝕むように長かった
全然すごい速さじゃなかった
いつも意味のない期間て長く感じるものだ
私と言う存在が存在し続けることが私を蝕んでいた
でもどんなに長くても終わらないものはないし、9月が来ても、私も、私を取り巻く環境も、多分これまでと殆ど変わらない。

映画「ゼロ・グラビティ」を見ました
原題は「グラビティ」なんだって。
ゼロ・グラビティって、無重力って意味なのかな。
今調べるの面倒だから今度調べる。
重力って凄いなって思った。大地の奥底で私を引っ張ってくれてる存在にほんとうに感謝した。

多分、生きる意味とか生き続ける意味とかって、ないんだろうな、と思った。
それは、「生きるのは無意味」と言うことではない。こうこうこうだから生きる、とかってものではなく、人間は産み落とされた瞬間から、ただ、とにかく生きるものなのだ。他の生物となんら変わりない。「1と0の間」て歌詞を思い出したりしていた。その差は果てしなく大きい。
0は存在しないことだとしたら、1は存在すること。1と100よりずっと差がある。
生き続けるようにプログラミングされている理由はただ一つ、子孫を残すためなのだと考えるとあまりに無粋で絶望しそう。
子孫が残るのはそれこそ誰得なんだ？
誰がプログラミングした？
神様なんていない、ほんとうにいない。
精神論として、人の心を救う存在として神が存在したとしても、天地創造したのは神じゃない。「天地創造」って概念すらおかしいんだと思う。

宇宙があって、ブラックホールがあって、地球以外の惑星がある。
そりゃあ無事に帰還する宇宙飛行士もいるんだから、悪いことばかりじゃないでしょうけど、あんなリスクを負ってまで、負う可能性があるのに、人間が宇宙に行く理由ってなんなんだろう。
そんなに色々知らなくちゃいけないのかな。でも、サンドラ・ブロックの役…ライアンか、医療に役立つ研究の実験、みたいなこと言っていたね。
だけど、子孫を残すよう、生きるようにプログラミングされてるのに、若い人のほうが細胞分裂のスピードが格段と早いから癌の進み具合が早いなんて、おかしくない？
矛盾してる。

死ぬのが怖くない人なんていない(と思う)。
もしかしたら死にたいとか思うのはあそこまでの恐怖感を経験せず、生死の狭間に立たされることを経験せず生きているから思えるんだろうね。
ほんとに必死に生きてないからだろうね。
だって、死にたくない人が、鬼ごっこをしていて喧嘩して、頭をぶつけて死んでしまう、なんて可能性は普通にあるんだもの。
「バカな死に方」とライアンは言った。じゃあ、「賢い死に方」とはなんだろう。
この映画、ジョージ・クルーニーがほんとうにジョージ・クルーニーで、心の中で泣き笑い。

でも私は映画を見終わった瞬間から、どんなに心を動かされても、必死に生きることができない奴だ。 いつもそんな感じ。
生き方や考え方は急に変えられない。気付いたら変わっている。知らない内に変わってる。

「別に特に要らない」と言っていたものを、気付かずにあなたは結構持ってるよ、と言われた。眠かったから、例えばなに？と訊かなかった。
なんだろう。その人が私を羨ましいと思っているわけでは絶対ない。そう言う関係じゃない。でも隣の芝生が青く見えるのは人間の性だ。誰だってそう。

ここ数年、ほんとに人を羨ましく思うことがなくなった。良かった。自分が辛いだけだし。そう言う風にしか考えられないときの人間はほんとうに醜い。可哀想だな、と嫌味じゃなく思うけど、でも、醜い。
一時期、自分は努力しなかっただけで、努力してそれを手に入れた人にほんとに酷いことを言ってた。
尊敬してる人ってのは、大勢じゃないけど、でも何人かは居て、ほんとにすごいな、って素直に思う。
だけど私の悪い癖はすぐに自己卑下に走ること。
「お前を見てると自信がなくてイライラする」とかってよく言われる。
でも、あなたがたが土足で踏み込んで来て、色々根掘り葉掘り訊いてこなければ私に自信がないことは露呈しなかったのに。あなたがたがいつも鼻高々と自慢しなければ露呈しなかったのに。褒めて欲しいって空気を出しまくってるから褒めてやってるのに。面倒な奴ら。

なんか日が出てる時間帯は落ち着かなくて落ち着かなくて、困る。
そして、ぷつぷつ途切れるラジオとか電話みたいな寝方をしてる。
一時間寝て、二時間半起きて、一時間半寝て、みたいな。
身体年齢とか絶対測りたくない。
前髪も爪も全然伸びない。
髪と爪は死んだ細胞なのに。
こんなに生ける屍なのに伸びない。

私の目の下のくまは、ティム・バートンのコープスブライドみたい。
ちっとも忙しくない。寝たいとき寝てる。食べたいとき食べてる。
ほとんど誰とも関わってないから、傷付くことも傷付けることもない。
凹まないし落ち込まないし、私は普通。大丈夫。
くまは物心ついた頃から酷くて、理由は多分視力が悪いから。
二十歳過ぎる前から身長は全く伸びなくなったのに、なんでこんな年になっても視力は下がり続けてるんだろう。成長してるわけないのに。

でもこの前も書いたけどずっと真っ暗だったら気が狂うんだろうな。
セロトニン？浴びてるよ。浴びてると思う。でもあんまり良くならないね。いや、すごく良くなった。だけど、皆すぐ次を期待する。10年以上かかってこれっくらいしか良くならないんだから、そんなにどんどん改善しないよ…。

波多野さんが夏が好きって書いていてびっくりした。だけどあんなに痩身だからだろうね、「外と、建物の中に入った時の温度差に参る」、て書いてた。確かに。
夏なのにいつも羽織りもの持って出掛けるのは馬鹿馬鹿しい。
ビールっ腹をなおせ、オヤジども。だからあんたたちだけいつも汗まみれなのよ。

長過ぎるから次の記事にしよう。