イキル

音楽、映画、など 趣味 私見 雑記

5時のチャイム

綿矢りささんの勝手にふるえてろを読み終えた。
少し前置きを書きます。

昨日は鶴見川で花火大会があったみたい。
鶴見は近所だが嫌いだ。

花火大会なんて何年も行ってない。
こんな暑いさなか浴衣なんてなんで着るのか意味不明だし、
下駄の鼻緒は足の指と指の間が擦れて痛いから履きたくない。
けれど普通のサンダルを履いちゃっている女の子たまに見るけどそれは絶対嫌、絶対したくない。
私は変な所が夢見る夢子ちゃんで、変な所が冷めていて可愛げがない。
勿論一緒に行く相手が居ないからでしょう、と言われそうだけれど、
居たとしても私はあまり行きたくない。
高層マンション(言うまでもなくその中でも上の方の階)に住んでいる男性をとっ捕まえて、
うちで一緒に見よう、と言われたい。 (言うだけならタダだよね!) 

これ、昨日なんか捻くれモードで書いたんだけど、まあ、
暑いさなか浴衣着て下駄履いて行っても良いよね!←

父がこっちにいた一週間、結局花火出来なかったなあ。したいな。
いわゆる買ってきてやる花火。今玄関にある。
小学生の頃に集めてたようなシールのキャラクターみたいなピンクのうさぎとか描いてある。笑

鶴見に対して言及したいことは本題を書き終わったら書きます。

本題
外でドンパチ花火の上がる音がして、うるさいな、と思いながら、
一気に綿矢りささんの勝手にふるえてろを読了。

http://instagram.com/p/sCiS0ZoZC-/
Instagram
あまりにあまりに…、うん、実際何回か途中まで読み、辛くなり本を閉じて、数日放って置いたりした。
それを2回くらいは、やった。難航した。今日はふと読みたくなり、今回は一気に読み終えた。
ものすごい勢いで読んだ。
(この表紙、フチ子さんみたい。今時事務系の仕事でこんな制服がある会社ってまだあるのかな。
私は事務系の仕事しかしたことないけど、携帯ショップ(あれは接客業か、)以外は全部私服OKだったなあ。
オフィスカジュアル、と言うやつ。)

少し感想を書きます。恐らく若干ネタバレ含みます。
感想
主人公には何となく自分と似たものを感じたし、他の登場人物たちを周りの人たちに
重ねながら読んでしまった。
だって、だって、ねえ。あんまりにも、なんだもの。
それが最初難航した理由だ。
主人公と「ニ彼」のやりとりの部分、あまりに共感して何回も笑った。
(私に「付き合ってください」などと言った人はここ長年おりません)
主人公の台詞をきっちり一字一句ノートか何かに書き写して、今度言ってやろうか!と思った。
「ニ彼」の言う「プロジェクト」に対する主人公の心の中での切り返しが最高。
彼女となら友達になれそうだ。それか、あまりに似過ぎていて、お互いに嫌悪し合いそう。
後者の可能性が高いな。笑
展開は良い意味で裏切られた。
色々な意味であまりにタイムリー、グッド(?)タイミング。涙が出た。
幾つかの文章は後で読めるように書き写しておこう。好きな表現がたくさんあった。

私はまだ青くさいんだな、と思いながらも、私はコンソメも吸盤も絶対無理!!
やっぱりまだ私は青くさい。

見つけてくれること。見つけ出してくれること。その気持ちすごく解る。
「名前を呼んでくれよ」ってバンプにあったよね。

もっともっと掘り下げて掘り下げて書ける部分もあるし、展開がいささか急だな、
主人公の心情の変化の説明が若干足りない気もするけど、それが良さなんだろうな。
この勢い、この衝動的な感じ。これが主人公の持ち味だから。
読んでよかった。なかなか自分を変えられないけど。本がくれる刺激って大事だね。
久々に、ああ、読書って楽しい!って思った。(読書自体が久しぶりだから当たり前だろ)

鶴見、都会と田舎、住みたい場所などの話
私は東京と横浜をつなぐ電車を利用している。
最寄り駅の両隣の駅は実は大嫌いだ。
絶対にあの辺りには住みたくない。

自由が丘や田園調布なんて、将来経済的に住める訳がないけれど、負け犬の遠吠えではなく、
あの辺りは生活するのに不便そうだ。実際そう言う話をよく聞いた。
東京都でもどこでもよいって訳ではなくて、住みたいな、となると大分場所は限られてくる。
そして当然家賃は高い場所だ。
いつか家を出ても、この辺りはとても便利だからあまり遠くに行きたくない。
今の最寄り駅に更に近い所に住めたら理想的だけど、駅から近いイコール家賃高い。

家を買う、って、普通にほんとに父を尊敬する。

視力的にも、それを差し引いても車の免許は取れそうにない。
レーシック手術はリスクが高過ぎてやりたくない。普通に怖い。

子供の頃は、結婚して、もし旦那さんが地方に単身赴任とかになっても、
自分は一緒に行きたくないな、と思ってた。結局相手や関係性に依りけりだろうけどね。
今は結婚なんて、自分とは一切無縁だと思っている。

人混みとかが苦手、と言う人がいるけれど、これは完全に慣れの話で、
私は渋谷とか新宿とかみたいな場所でないと落ち着かない。
夜になると人が居なかったりとか、コンビニが全然ないとか、街灯がないとか…
開いてる店がなくてすぐに真っ暗になる、人気も全然無い、なんてのは無理だ。
これは良い悪い、好みじゃなくて、単純に慣れだ。